縫いとじられない赤い糸

小奇麗な言葉で曖昧にごまかすのにはほとほと疲れてしまったから。そろそろ本当の話を始めませんか。身もふたもない、本当の話を。

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その胸に

一晩中酔いつぶれて目覚めた朝は
なんだかとても虚しくて
お前のやさしさに甘えてしまうよ

ゴメンよ もう少し強くならなくちゃね
吐き捨てるみたいな毎日を惰性で繰り返して
昨日も今日も明日も明後日も
きっと未来永劫ダメなままなんだって
うまくなるのは生き方なんかじゃなく
自分を正当化するための泣き真似ばかり

どうすればいい 日がな一日涙に暮れても
何も変わっていかないことは解り切ってるんだ
ねぇ 生きにくいんだよ 僕には
平気そうな顔して そこらを歩いたりできないんだ
ねぇお願いだよ 抱きしめておくれ
こんな僕をどうか 見捨てないで


やさしくなんかしないでおくれって
云った矢先から 貪るようにお前を抱きしめてる
お前のやわらかい胸の中で眠らせておくれ
まだなにも解らなかった 赤子のころに戻しておくれ

どうすればいい 逃れられない不安に
すぐに追い抜かれてしまうんだよ
こんなにも心はすり減っているのに
それでも生きていかなきゃならない意味ってなんなのか
ねぇ その答えがあるなら教えてよ
このどうしようもない僕を どうか納得させておくれよ

ねぇ 生きにくいんだよ 僕には
平気そうな顔して そこらを歩いたりできないんだ
ねぇお願いだよ 抱きしめておくれ
僕は僕自身が怖くて怖くて ガタガタ震えているんだ









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君のそばで逢おう

今日のためにすべてを犠牲にして
悲しみの海の中へ飛び込んだ
もう 泣かなくてすむように
もう 悲しまなくてすむように
だから そんな暗い顔をしないで
笑っておくれ


弱虫だって知っても
ボクのこと 好きでいてくれたね
ひとりぼっちだったボクのために
君はいつまでも そばにいてくれたね


振り返ったら 影ばかりだった
震えてる手を そっと握りしめて
夕陽の中で溶けていったのは確か
無邪気な君の 笑顔だった


もう 悲しまないですむように
もう 泣かないですむように
いつまでも二人 一緒にいよう
言葉よりもっと 近い場所で




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いまの自分を

夢追いかけて 傷つけられて
それでも負けないように 負けないように歩き続けて
心が少しだけ強くなりかけたら
思い切り叫んでみよう
いまの自分を


気がつけばひとりきりで
立ち尽くしたら何も見えなくて
心が少しだけ淋しくなりかけたら
思い切り笑ってしまおう
いまの自分を


つまらないワナにはめられて
気がつけばスカンピンでも
信じてるものがまだあるのなら
思い切り歌ってしまおう
いまの自分を





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君がそこにいる限り、僕は死なない。
悲しがる君をもう、ひとりになんかさせない。
だから泣かないでくれ。ひとりで苦しまないでくれ。


僕をこんな気持ちにさせてくれたのは君なんだ。
ひとりでいることに馴れてしまっていた僕は、
いつしか生きることに完全に疲れ切ってしまっていた。
極度の人間不信で、人がキライで、自分がキライで。
誰かのためになにかしたいなんて思ったこともないし、
どうせみんな、僕みたいなのに何かされたって
迷惑なだけだとずっと思ってたんだ。
何もかも嫌になって、街中をフラフラふらついて、
このまま、行き交う車の中に飛び込んでしまおうかってそう思った瞬間、
君のことが目に入ったんだ。
小さな花屋で働く君。絶えず笑顔でけなげに働く君が、
僕にはとても眩しく映ったんだ。
きっとこの娘はとても幸福なんだな、そう思った。
僕とは全然違うところで生きてる人なんだと。


なのに、どうしてかな。君のことが頭から離れないんだ。
あのけなげそうな笑顔が瞼の裏に焼き付いて離れないんだ。
僕はあの娘に恋をしてしまったのだ。この僕が。
極度の人間不信で、人がキライで、なにより自分が大キライなこの僕が。
似合わねえよ、そんなの。第一、あんないい娘と自分とじゃつり合いがとれないよ。
打ち消そうとすればするほど、君への思いは強くなるばかりだった。
僕は、君に会いたくて、毎日のようにその花屋へ通った。
何も買わないのは怪しいので、毎回1輪の花を買い求めた。
毎日通ううち、君とも少しずつ話をするようになって、
他愛もない話に君はよく笑ってくれた。


あの日、あの雨の日、はじめて君の涙を見た。
頑なに唇かみしめていた君が、ずぶ濡れになって泣いていた。
理由を聞いてみると君は
「生きているのが、とてもつらい」そう云って小さな肩を震わせていた。
僕はなんだかよくわからないけど、君を強く抱きしめたい衝動に駆られた。
この人はいま、ひとりぼっちなんだ。ひとりぼっちで苦しんでいるんだ。
誰かがそばにいてあげなければ、きっとこの娘は壊れてしまう。
生まれて初めて心底熱い想いが、僕の躰をよぎった。
探していた答えを教えてくれた君にしてあげられること、
それはただ、君の悲しみがたとえ消えなくても、せめて薄まってゆくまで
そばにいてあげたいと思った。そばにいることくらいしかできないけど、それでも
一緒にいたいと思ったんだ。


もしも君が生きることに疲れているのなら、僕がオアシスになろう。
君が淋しいのなら、僕は一晩中夢の話を聞かせてあげる。
確かに今、僕らが存在する証がここにある。
だからもう泣かないで。ひとりで苦しまないで。
そこに君がいる限り、僕は死なないから。





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海になればいい(飽和編)

陽が昇るのを待って 僕らはあてもなく電車に乗った
まだ人気はなく静かで ただやわらかい朝陽だけが車内を包み込んでいた


僕らは互いに黙って 流れていく景色を呆然と眺めていた
この景色の中に なにもかも捨てることが出来たなら
そんなことを考えてみたりしたけど
多分それは とても無意味なことだと ひとりごちて
小さなため息をひとつ 窓が一瞬だけ白く曇った


          僕にとっても君にとっても 幸福という言葉は
          とても重いものでしたね
          初めて出逢った日 君は街灯のかたすみで風に吹かれながら
          膝を抱えて座っていました
          まるで捨て置きにされた 痩せこけた仔猫のように
          その頃の僕といえば 何もかもうまくいかずに
          呑んだくれては荒れはてた生活をしていました
          生まれたことが罪の種なのだと
          生きれば生きるほど 現実が容赦なく僕を突き刺しました

          君を初めて見た時 なんだか知らないけれども
          いい知れぬ侘しさが漂っているような気がしたのです
          とても幸多かれし、といった佇まいではありませんでした
          君は生まれてから今日まで どう生きてきたのかを
          とつとつと僕に話してくれましたね
          好いた男はどれもこれもダメな人間ばかり
          暴力を振るわれるのなんて日常茶飯事
          君の顔は躰には無数の傷跡が痛ましく刻まれてありました
          それでも それでもなお君は云うのです
          私がいけなかったから 
          私が彼らの淋しさを解ってあげられなかったからと
          自分を責めながら自嘲気味に笑う君は 
          いまにも消えて無くなってしまいそうなほど 儚く淋し気でした
          君はずっとずっと とても重たい荷物を背負いこみながら
          人生とも生活とも どう折り合いをつけたらいいのか解らずに
          誰にも頼れず たったひとりきりで今日まで生きてきたのですね
          悲しいほど強く 君を抱きしめたい衝動に駆られたのを
          他のことは何もできないけれど
          強く強く抱きしめたい衝動に駆られたのを
          昨日のことのようによく憶えています

          あの日 あの雨の日 君は傘もささず
          ずぶ濡れでいつまでも 僕の帰りを待っていてくれましたね
          驚いた僕が急いで傘を差し掛けると
          君は躰を小さく震わせながら うつろに淋し気な声で
          小さくつぶやきました
           「一緒に死んでくれますか」と

          疲れていたのです 僕も
          これ以上生きていても 生け恥を晒すだけなんだ
          他人に迷惑をかけるばかりなんだ
          死のう 死ななければならない
          僕は君とともに死ぬことに決めました


死に場所はできれば冷たい冬の海がいい
ただ波の音しか聞こえない きれいな海の町へ行こう
そして暗くなるまで 波の音の中で眠ろう
霧雨が降ればいいね
僕らのもろくこわれそうな命のような
やさしい雨が降ればいいね
風は冷たい方がいい
ふたり疲れた躰寄せ合って
海の中で飽和しよう
やさしく そっと




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性善説 / amazarashi




ねえママ あなたのいうとおり
自分を善だと疑わないときは
他方からは悪だと思われてるものよ
あなただけが私の善なのよ
               (歌詞抜粋)


映像がまるで映画のようです



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穴を掘っている / amazarashi





YOU ARE NOT ALONE.
このラストのメッセージに、あなたは何を思いますか



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9 Nine

9のつく歳には特によくないことが起きるのです


9歳のとき、十日以上も高熱が下がらなかったときがありました
それが風疹だったと知らなかった母が
それと知らずに熱を下げてしまったがために症状が悪化
死の淵をさまよいました

あまりに頻繁に熱を出すものだから
耳鼻科の医師の薦めもあって扁桃腺の手術をすることになりました
手術前日、深夜0時にナースが水を飲ませにくるはずでした
緊張していたのか、ある種の興奮状態にあったのか
眠れなくてずっとナースが来るのを待っていたが
結局夜がしらじらと明けても、やってくることはありませんでした
すぐさま母にそのことを話し、ナースに云ってもらいましたが
ナースは当然のように嘘をつきました
「私はちゃんと飲ませに来たけど、寝ぼけて憶えてないんでしょう」と
私は眠れなくて、一晩中起きていたというのに
子供だから簡単にだませるとでも思ったのでしょうか
その飲まなかった水が関係していたのかはわかりません
すぐに眠くなると云われていた全身麻酔が、一向に効いてこないのです
周りでバタバタしている様子が聞こえてきます
通常の量の3倍近い量の麻酔薬を使用したと後から聞かされました
通常扁桃腺の手術は、それほど時間のかかるものではないのに
麻酔が効かなかったために、倍以上の時間かかってしまったようなのです
まさか、水1杯でそんなことになるとは思えませんが
でも、飲ませなければならないものを飲ませなかったことは事実です
これはあきらかに職務怠慢なのではないでしょうか
......と、いまさら云ったところで、どうにもなりませんが


19の頃も最低でした
その頃はまだ、母、兄、私の3人で6畳2間のアパートに住んでいました
2つ上の兄はまったく働かず
昼いっぱい寝て過ごし、夜になると暴れる、騒ぐの毎日
仕事をしていた母も、連日連夜のそんな状況に疲れ果て
次第に鬱状態ぽくなって、仕事に行かないで寝ていることが多くなりました
就職したばかりの私ひとりが 朝会社へ出かけていく
慣れない仕事と人間関係でくたくただったけど
そんなことは口にしませんでした
出来るような状態じゃなかった
ある時、やはりとてもヘトヘトになって帰ってみると
青ざめた顔して母が「どうしよう、どうしよう」とうろたえている
どうしたのかと聞いてみれば その頃母が常飲していた睡眠薬1シートを
どうやら兄が飲んでしまったらしい、と
長いこと公衆電話で親戚やら知り合いやらに電話しているのを付き合う私
いくら強いクスリとは云っても たかだか1シート飲んだくらいじゃ死なないことを私は知っていたので
動揺している母親の姿を見ながら、どんどん心が冷めていくのを感じていた
兄がどういうつもりでクスリを飲んだかはわかりません
しかし、正直云って心配する気持ちにはなれませんでした
いい加減にしてくれよ、という感じでした
22時頃にようやく家に帰りつくことができましたが
兄にこれといった症状があるようにも見受けられず
数分後には起き上がってました

家では日々、こんなことばかりが続き
自分でも気づかないうちにストレスフルな状態に陥っていきました
仕事中に急に背中が張るような感覚に襲われ、関節も痛くなってきて
寒気はするし、お腹も張ってきて
トイレに駆け込みましたが、吐くまでには至らなかったようで
それでも急激に具合が悪くなり
帰りの電車の中で我慢ができなくなり、吐いてしまいました
家について体温を測ると38度あり、すぐに横になりました
夜中じゅう吐きました。吐くものがなくなって胃液しか出なくなっても
それでも吐き気が治まりませんでした
病院で診てもらうと、急性肝炎とのこと
その場で入院でした


29歳の頃はもうどうしようもなかったです
部署異動があってから、徐々に仕事の処理が遅くなるようになり
周囲がみんなして「なんてあんな仕事もできないんだ」と
思われているような気がして、笑われているような気がして
昼休みも返上したけど、まったく追い付きませんでした
些細なことでイラつくようになりました
落ち込むことも多くなりました
残業時間も増えました
10時ごろに帰宅して、寝ようとしても眠れない
ようやく眠れたと思ったら、もう朝で
無理だとわかっているのに、誰かに相談することもできない
思えば子供のころからそうでした
辛いのに辛いと云えない
聞き入れてくれるはずがないと諦めちゃうほうが多かったから
朝が辛くて、特に月曜の朝は起き上がるのがホントにしんどくて
1日休んだら、起き上がれなくなってしまいました
1週間後、会社の同僚が部屋を訪ねてくるまで
母親にも電話がいったらしく、電話がかかってきた
開口一番「迷惑かけて」
このまま、ずるずる休んでいるわけにもいかないと会社を辞めることを決意
死ぬつもりでした

会社を辞めてから、何もする気力もなく死ぬのもめんどくさく
ただただ家に引きこもるだけの生活
19のころ、あんなに嫌悪していた兄や母と変わらない人間になってしまったのだと
それでも、私は兄とは違う、母とは違うと
心の中でその事実を打ち消そうと必死でした



9のつく歳には、得てしてとてもよくないことが起こるのです
9のつく歳だけに限ったわけではありませんが
結構な波で襲ってくるのがこの歳だったりするのです
これは偶然ではないような気がします
そこにはなにかしらの因果関係が潜んでいるように
私には思えてならないのです


今年また、その9の歳を迎えます




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