縫いとじられない赤い糸

小奇麗な言葉で曖昧にごまかすのにはほとほと疲れてしまったから。そろそろ本当の話を始めませんか。身もふたもない、本当の話を。

カウント10 / 竹原ピストル


「人生との闘いにおける勝ち負け ≒ 自分との闘いにおける勝ち負け」(歌詞抜粋)
最近YouTubeで聴いて、ノックアウトされてしまった曲です




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音符の壊れたメロディ

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ねえ、知ってた?
人間もひとつの星なんだよ
地球の表面を動き回る星なんだよ
だけどね その星の光はとっても小さくてとっても弱いから
宇宙からはその存在すら見えないの

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泣きたいときもあるさ
強く生きたいと願えば願うほど
自分の弱さを これでもかというほど思い知らされる
ひとりでこっそり泣くのが ボクのクセ

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たったひとこと 口がすべっただけで
君の心はもう 空より遠い

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最初から筋書がわかってしまうような
そんなミステリーを読むことほど
退屈なことはないじゃないか

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見つかるものより
見つけられない何かを
必死に追い続けていたよ

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本当に必要でないものは
他の何者でもなく
このボクなのかもしれない

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偽りをごまかそうとして
とっさに笑ってしまいました

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いつか このボクにも
楽しくてしょーがないという日が
やってくるのだろうか

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傷つくことは誰にだって出来る
けど 傷を癒すのは誰だってむずかしい

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君が好きだった曲
君が好きだった映画
君が好きだった黒のタートルネック
君が好きだったベッドの隙間
君が好きだったすべてを残して
ボクの前から姿を消した君

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君がこの街出ていったとき ボクは
ビルの向こうに静かに落ちてゆくオレンジ色の夕陽を
いつまでも いつまでも見つめていたんだ

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元気ですか
枯れ葉がにじむ夕暮れ時
乾いた風が通り過ぎている

元気ですか
街のけむりにまかれて
シュンとした気分

借りてた古いレコード
いまはどこにあるのか分からない

あの頃のメロディーはもう
擦り切れたポケットの中

元気ですか
こんなような日々

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もう笑うしかない

満員電車でおもいっきり足踏まれて
紫色した髪の毛のおばちゃんに凄い形相でにらまれて
駅に降りたら財布ごとすられてて
警察駈込んだら おまわり冷たい態度
ぐったりこんで家にたどり着けば 鍵が見つからない
バッグひっくり返し 隣人からは怪しい人扱い
やっとのこと辿り着いたベッド
こんな日はもう 笑うしかない
笑うしかない
誰のせいにしても始まらない
明日はきっと いいことある
いいことある


近所の飲み屋から聞こえるヘタクソなカラオケの音
上階から聞こえるドスンドスンという物音
深夜1時過ぎ 突然鳴りだす知らない番号からの着信音に
目が覚めたら眠れない
こんな日はもう 笑うしかない
笑うしかない
鏡の中のあたしの顔は ややひきつっているけど
明日にはきっと いいことある
いいことある




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たゆたう

波に揺られて 行けるとこまで行こう
水平線に広がるオレンジ色の光が
未来の秘密を打ち明けてくれそうだったから


昨日は最低だった
鳴り続ける電話のベルに気が狂いそうになって
狭い部屋の隅 ひとり震えてた
友達についたウソがばれて
もう 口もきいてくれない


だから
このまま波に揺られて 行けるとこまで行こう
なにもかもはじめから なかったことにして
あのオレンジ色の光まで




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風にふかれながら

11月ともなるとさすがに
コートやマフラーなしでは
寒くて外を歩けなくなってきました


街には枯葉がヒラヒラ風に舞って
君に会えないこんな日々に
落ちては積もり
積もっては風にふかれて
散り散りになっています


君は今頃 どうしていますか


まわりを見渡せば
優しくしてくれる人は
いっぱいいるのに


いやむしろ
優しい人ばかりだというのに


君がここにいないということが
他のどんなことよりも
ボクをひとりぼっちにさせているのです
勝手に胸を締め付けて
勝手に苦しがってばかりいるのです


バカですか バカですね
こんなことを云ったら
君はきっと 呆れてしまうでしょうね


こんな気持ちになるのはきっと
頬を過ぎる少し冷たい風と
枯れゆくこんな季節のせいだと
思いこもうとしてはみたのですが


そんな季節特有の感傷物なんかじゃ
どうにもこうにも処理しきれそうになくて
ただこうして 雑踏に佇んで 
舞い散る落ち葉を眺めては
君の面影ばかりを探してしまうのです


ホント どうしようもないですね
自分でもわかってるんです
笑っちゃうくらい わかってるんだけど


それでもやっぱりボクは
もうずっと君に会えないなんて
信じたくないのです
信じることを止めてしまったら
本当に本当に会えなくなってしまうから
それを理解してしまえるほど
ボクは強くもなんともなれないから


抱えている淋しさも
いつかまた 君に会うために必要なものならば
ボクはもう逃げずに 目を逸らさずに
この厄介者と
ちゃんと付き合ってみようと
手をつないでみようと思います


そして 
その日が来るまでには
いまよりもう少し もう少しだけ
自分を好きになっていられるように
君にちゃんと笑顔を見せられるように
この街の乾いた風にふかれながら
負けないように
負けないように
生き続けようと思います


だから だからさ
君もその日まで
絶望せず 生きていてください
どうかどうか
生き続けていてください



どうかその日まで
元気で

どうかその日まで
ボクも 
元気で




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