縫いとじられない赤い糸

小奇麗な言葉で曖昧にごまかすのにはほとほと疲れてしまったから。そろそろ本当の話を始めませんか。身もふたもない、本当の話を。

子宮体がん手術 入院日誌

2017.2.12(日)
 子宮体がん手術のため入院
   ・10時30分に入院手続きを済ませ、看護師さんの案内で病棟へ。
   ・看護師さんから入院生活や手術についての説明あり。
   ・昼から絶食。飲料水は21時までなら飲んでいいとのこと。
   ・手術に備えて腸内をきれいにするため、下剤(ジュース状のもの)を
   ・約1時間くらいかけて飲むように指示され、一口ずつゆっくり服用。
   ・18時ごろから下剤が効き始めてきた。
   ・18時30分より点滴開始。
   ・執刀するはずだった先生が、今日入院してしまったと代わりの執刀医が
    あいさつにきてくれた。
   ・21時までしか飲み物(水もすべて)飲めないので、
    それまでに精神のクスリとポカリスエットなどをしっかり飲んでおいた。
   ・夜、手術の緊張に加え、看護師さんが点滴を交換しに
    何度も出たり入ったりしていって眠れない。
    おまけに点滴が血管から漏れてしまい、針を刺し直したり
    (私は血管が出にくい)で、結局、朝まで眠れなかった。

2.13(月)
 手術当日
   ・9時から手術開始。手術用の着物を来て、
    血栓防止用の弾性ハイソックスとT字帯をつけ手術室へ。
   ・手術台にのぼり、まず背中に麻酔を打たれるのだが、
    このときの痛み止めがめちゃくちゃ痛い。
    背中を丸めていないとうまく入らないからと云われても、
    痛みで体が仰け反ってしまうほど。
   ・背中に麻酔のチューブが入った後、仰向けになり吸入マスクをつけられ
    全身麻酔。大きく深呼吸を繰り返し、麻酔が効いてくるのを待つ。
    何度か看護師さんに体があたたかくなってきませんか?と尋ねられたが、
    そのうちに意識を失っていたらしい。
   ・6時間後、手術終了。 
    徐々に意識が戻って看護師さんに声を掛けられているのが解った。
   ・経験したことのないくらいの悪寒が全身を走り、
    極度の寒気から体がブルブル震えて止まらない。
    病室に戻り、電気毛布を掛けてもらったが、それでも震えが治まらない。 40.2度の高熱が出た。
   ・お腹に激痛。
   ・お腹周りに、ドレーン(リンパ液の廃液)の管(左右)と尿道カテーテル、
    背中からの麻酔、それに点滴。お腹は痛いし、いろんな管が通っているため 
    寝返りもうてなかった。
   ・口から水分が取れないので、いつもの精神のクスリも飲めず。
    代わりに点滴で眠剤を入れてもらったが、全く眠れなかった。
    看護師さんが何度も見回りに来ていたので、そのときだけ寝てるふりをしていた。

2.14(火)
 術後1日目
   ・相変わらず激痛。が、今日から少しずつ歩くよう云われる。
   ・午前中はベッドを起こして、座った体制に慣れる練習をし、
    午後はベッドから足を下ろして座った状態で足踏み運動を軽くやって
    そっと立ち上がってみることに。
    腹筋がすごく痛かったが、病室から廊下に出るくらいまでの距離を
    看護師さんに支えられながら、ゆっくり歩いてみた。
    たったそれだけの動きでも結構しんどかった。
    1度ベッドに戻り、しばらくしてからまた歩く練習。
    今度はナースステーションまでゆっくりゆっくり歩いた。

2.15(水)
 術後2日目
   ・朝、看護師さんに少しでも歩くよう云われたので、朝食のあとひとりで歩いたら
    まだひとりで歩かないで!と別の看護師さんに怒られた。
   ・お腹に刺すような痛み。痛み止めを飲んでもあまり変わらない。
   ・夕食から流動食が始まった。
   ・尿道カテーテルを外してもらったので、自分でトイレに行けるようになった。
    が、カテーテルを外した影響か、夜、3回も失禁してしまった。
    (無意識で、全然漏らしている感覚もなかったので、ちょっとショックだった)

2.16(木)
 術後3日目
   ・体に繋がっていた管を全部外してもらった。明日からシャワーOKとのこと。
   ・お腹の痛みは続いているが、痛み止めが少し効いて楽にはなってきた。
   ・夕食から全粥食になった。おかゆが食べられないので、かなりキツイ。
   ・夜、気づいたらパジャマが濡れていたので、また失禁かと思いナースコール。
    失禁ではなく、ドレーンが管を抜いた穴から漏れ出しているのだということ。
    ガーゼで処置をしてもらった。

2.17(金)
 術後4日目
   ・ドレーンの滲みだしが止まらない。特に右側がひどい。
    ガーゼを当てて様子を見ていたが、量が多いので患部に袋状の
    そこにドレーンが溜まるものをつけて様子を見ることに。
   ・相変わらずお腹は痛い。

2.18(土)
 術後5日目
   ・今日もドレーンの滲みだしが止まらない。

2.19(日)
 術後6日目
   ・右側のドレーンの滲みだしが少し落ち着いてきたと思ったら
    今度は左側の穴からドレーンの滲みだしが。ガーゼを当てて様子見していたが
    右側同様、ちょっと量があるので、同じように袋状のものを取り付けることに。
   ・今回の手術で、子宮と卵巣の全摘出およびリンパ節郭清を行った。
    リンパ節を切除すると、リンパ浮腫と云って、足に浮腫みが出やすくなるそう。
    それを防ぐためのマッサージの仕方を教えてもらった。

2.20(月)
 術後7日目
   ・右側のドレーンの滲みだしは大分落ち着いてきた。
    左側も朝の回診のときにはそれほど出ていなかったのだが
    シャワーを浴びたら、また滲みだしてきてしまった。
   ・右側の袋状のものは外して、ガーゼを当ててもらった。
   ・昼食から普通食になった。
   ・抜糸というか、傷口を綴じ合わせていた金具を外してもらった。

2.21(火)
 術後8日目
   ・左側のドレーンの滲みだしも大分落ち着いてきた。
    量もほとんど出ていないので、袋状のものは外して大丈夫だろうとのこと。
    外してガーゼを当ててもらった。

2.22(水)
 術後9日目
   ・お腹を縫い合わせたところの下の部分がちょっと開いてしまい
    そこから液が漏れてしまっていた。傷口は綺麗なので心配はないとのこと。

2.23(木)
 術後10日目
   ・ドレーンの滲みだしも落ち着いたし、お腹の痛みも大分やわらいできたので
    そろそろ退院していいとのこと。明日退院の見通し。
   ・夜、トイレに行ったら、パジャマのズボンが少し汚れていたのでお腹のところを
    触ってみると少し濡れていたので、急いでナースコールをして処置してもらった。

2.24(金)
 退院
   ・看護師長さんより次の外来の予約時間やそのときに持ってくる書類の説明と
    痛み止めの薬を受け取り、会計を済ませタクシーで家まで帰った
    (病院から家まで遠いため、荷物も多いし電車で帰るのはさすがにキツイと思い)。
   ・家に帰ったら尿?が止まらず、トイレから出たあともちょろちょろと
    ずっと出続けていたので、心配になって病院に電話。
    担当の先生はオペ中で出られないとのことなので、病棟の看護師さんに繋いでもらい
    事情を説明。もしかすると尿ではなく、ドレーンかもしれないから
    すぐもう一度病院にきて受診するようにとのこと。
    気にはなったが、やっと家についたばかりでもう一度病院まで戻る元気も
    なかったので、一旦様子を見ます、と云って電話を切った。
    その後もしばらくは出続けていたが、少し眠ったら落ち着いてきたので
    このまま経過を見ることに。

☆術後のあの悪寒には一瞬、このまま死ぬのか?などと変なことまで考えてしまった私ですが、
 またこうしてブログを更新できるまで回復することが出来ました。
 まだ、お腹のドレーンのところの傷が完全に塞がっていないため、引き続き自己ケアは必要ですが、
 まずはひとつ大きな山を乗り越えたのかな、という気がしています。





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コメント

お疲れさまでした。
大変な手術だったんですね。
読み終えて、全身に力が入ってることに気づいて、ふうううと大きなため息がでました。
ほんとうにお疲れさまでした。
これから自己ケアとのこと、それもまた大変ですね…。医療のプロがそばにいるとそれだけで安心感があるものですよね。
ともあれひとまずは、ご無事で退院、おめでとうございます!くれぐれもお体ご自愛ください。
2017-02-26 Sun 10:19 | URL | 偕誠 [ 編集 ]
コメント、ありがとうございます
なんとか無事に退院することができました
まだ39度の高熱が出たり、
傷口が塞ぎ切れていなかったりと
不安は残っていますが
予後の状態はそれほど悪くないとの医師の言葉を信じて
少しずつ、よくなっていってくれればな
と思っています

本当にありがとうございました!
2017-02-28 Tue 22:13 | URL | 陽炎 [ 編集 ]
陽炎さんこんにちは。以前、
短歌。俳句、詩の投稿掲示板に
此処のアドレスが置いてあったので
そっと取って置きました。
入院という言葉が返信に書いてあったので、
もしかしてと思い訪ねてみたら・・・。
大変でしたねえ。

私も難病を抱えていて、
今までに十数回の手術をしているので、
術前こと、術後の事痛いほど
伝わりました。
良く、頑張りましたよねえ。
偕誠さんとおなじよう、
そしてどうしたの、?そして?
そんな気持ちで読み進めてしましました。

その後。経過はどうですか?
温かくなったて行きますが、
十分に体をいたわってあげてくださいね
決して。無理しないでね。
また、遊びに来ますね。
2017-03-16 Thu 17:18 | URL | まさよ [ 編集 ]
ご訪問&コメントありがとうございます

最近のドラマの中で、登場人物がこんな歌を歌っていました
♪登坂 あははん 下り坂 あははん
 そうね人生は まさか~♪

ホントに、まさか自分ががんになるとは思ってもいなくて
しかも、医者からそう云われても
最初は全然ピンときてなかったんですよね
いろいろ検査して、リンパも取ることになって
初めて、がんなんだなって意識しました

手術は、術後の悪寒がすごい怖かったです
リンパ液がなかなか止まらなかったり
退院してからも尿?もれ(これもリンパ液らしい)
が止まらなかったり、熱が38度以上出たり
(熱の原因は不明らしいです)不安はありますが
病巣の病理の結果は悪くなく
抗がん剤治療とかは受けなくていいみたいなので
その辺は安心していいのかな、と思っています

来ていただけて嬉しかったです
まさよさんも、お体大事になさってくださいね
私の場合は1回の手術で病巣を取り除くことが出来ましたが
まさよさんの場合はそう簡単ではないようなので
無理なさらず、ご自愛ください

また来てもらえたら嬉しいです

ありがとうございました
2017-03-19 Sun 17:29 | URL | 陽炎 [ 編集 ]
本当に良く頑張りましたよねえ。
術後は、ワタシもよく悪寒がしたり
中々目を覚まさなかったり
暴れて、あられもない姿になったからと
四肢を縛られたり(#^.^#)
いろいろありました。
デモ頑張って乗り切ってきましたよ。
主人が右半身不随の障害を持っていて
全失語症・・、
もう25年も会話らしい
会話してないんです。

だから、
主人より先に逝くわけにいかないから
頑張ってるんですけど。
少々、疲れました。
デモでも、ひたすら生き抜きます。
今度。メルアドおきますね。
2017-03-20 Mon 19:53 | URL | まさよ [ 編集 ]
ふたたびのコメント、ありがとうございます

まさよさんこそ、頑張ってる人ですよ
きっと、ご自分のことだけでも大変だろうに
ご主人も障害を抱えていらっしゃったなんて
病気と、全失語症のご主人との孤独な日々の中
闘っていらっしゃるんですね
中島みゆきのファイトを思い浮かべずにはいられません

  ♪闘う君の歌を 闘わない奴らは笑うだろう
   冷たい水の中を 震えながら登って行け

とても冷たい水の中を、それでも必死に生きていらっしゃる
そんなまさよさんに 私はなんと云ったらいいのでしょう
まさよさんに比べたら、私なんて全然

これからも体に辛いことが多々あるかもしれませんが
くどいようですが、無理だけはなさらずに

明るく前向きなまさよさんに救われました

ありがとうございました
2017-03-21 Tue 01:09 | URL | 陽炎 [ 編集 ]

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