縫いとじられない赤い糸

小奇麗な言葉で曖昧にごまかすのにはほとほと疲れてしまったから。そろそろ本当の話を始めませんか。身もふたもない、本当の話を。

超キライだった

人が怖くて 目が合うの避けて歩いて
責められる前にあやまってばっかり

そんな自分が 超キライだった


いつも迷ってばっかりで
何を決めるのにも時間ばっか掛かって
いつも誰かをイラつかせてしまう

そんな自分が 超キライだった


誰かを傷つけてしまうのが怖い なんて
嘘です嘘です 本当は
自分が傷ついてしまうことが一番怖くて
言いたいことさえまともに言えずに
あたりさわりのない会話でごまかして
苦し紛れに自嘲ってしまう

そんな自分が 超キライだった


誰かが自分のイメージを作り上げて
その型にはめられたとかいっては嘆いて
本当はこんなんじゃないんだ なんて
こんなんじゃないっていうなら
じゃーどんな自分が本当なんだよ
なんにも答えられもしないくせに
勝手に不自由がって
がんじがらめにしてるのは自分自身なのに
誰かのせいにして安心してしまう

そんな自分が 超キライだった


そんな自分が
もどかしくって 歯痒くって
泣いても泣いても
変わっていかない自分が

超キライだった

テーマ: - ジャンル:小説・文学

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