縫いとじられない赤い糸

小奇麗な言葉で曖昧にごまかすのにはほとほと疲れてしまったから。そろそろ本当の話を始めませんか。身もふたもない、本当の話を。

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烙印

さようなら 
さようなら 
さようなら


私にやさしくしてくれた 数少ない友達よ
どうか悲しまないでください
出逢ってきたすべてを 後悔しないでください
あなたに出逢えて 私はとてもしあわせでした
あなたがいなかったら 私はずっとひとりぼっちでした
きっと今よりずっと つまらない人生を送っていたと思います
あなたには本当に 感謝しきれないほど感謝しているのです
だから ごめんなさい
こんなふうになってしまったこと 本当にごめんなさい
私がこんなふうになってしまったのは
決して 決して
あなたのせいなんかじゃないのですから


疲れ果ててしまったのです
頑張る気力も 立ち上がる余力ももう残ってやしないのです
どこにいても 何をしても あの日の出来事が蘇ってくるのです
あの人の言葉が 体中をズタズタに切り刻んでいくのです
忘れようとすればするほど 脳に瞼に耳の裏に
べったりこびりついて離れないのです


あの日以来 私の中の私は死んでしまいました
あの日以来 私の中のとても大切な何かが
息の根を止めてしまったようなのです
ただ息を吸って吐いてそれだけの 
生きる屍でしかありませんでした
屍のまま 無駄に日々を消化するだけの毎日
誰かがあっちで笑っている 
そっちの方では誰かが泣いている
それをじっと眺めている私には もう感情すらも動かせない
こんな私のこの先に 生きる理由など一体どこにありましょうか



こんな私にも それなりに楽しいことがないわけではないのです
エレカシのライブには もう何度も行きましたし
みゆきの夜会にも行くことができました
友達とカラオケしたり 映画観たりもしました
ごはん食べながら他愛のないおしゃべりに興じたり
お気に入りの服を来て 髪の毛を好きにアレンジして
好きな街を目的もなく ただ好きなようにぶらついたり
いままでやりたくても叶わなかったたくさんの出来事が
ひとつひとつ叶っていく この小さな奇跡を
こんなにも大切だったものだったと 
今更ながら気が付いたりもするのです



こんなに充実した日々を送っているというのに
それでも それでもね
どうしても拭うことができないのです
自分には生きてく勇気も自信も図々しさも
なにもひとつも持ち合わせてはいないのです
誰に謝っているのかもわからないまま
ただただ 生まれてすみません
生きていてすみません
こんな私でごめんなさいと
頭を垂れているばかりなのです




ダメ人間 ダメ人間 ダメ人間 ダメ人間 ダメ人間
人として最低 クズ 最低 グズ 最低 最低 最低




「お前なんか産みたくて産んだわけじゃない」
「ばばあに親父にそっくりだ」
「あの女によく似てクソ生意気なガキだ」




他人が怖くて 自分が嫌いで
疑いながらも それでも信じたくて
信じた矢先 いともあっさり
ばっさり斬り捨てられる


人間なんて信じるだけバカをみるのよ
お前もこれで少しは勉強になっただろう
誰もお前のことなんか必要じゃないんだって
嫌われてるのに まだ気が付かないの?
このうすのろまぬけ



今まで気が付かなくて すみませんでした
迷惑ばかりかけて 本当にごめんなさい
こんな自分 もう終わりにします
いち抜けたします





さっき抗精神薬を154錠飲みました
吐き気も眠気もなにも起こりません
不思議なくらい
いまは穏やかです
みゆきのCDをリピートして
何度目かの『異国』が流れています
この世は私にとって ずっと異国のままでした
このまま眠りに堕ちたら
どこかにたどり着くことができるでしょうか


生まれてしまったことも
憎まれ疎まれ 邪魔者扱いだったこれまでの日々も
こんなにもダメダメで 惨めで情けない自分も
何もかもみんな全部忘れさせて
金輪際 二度と思い出したりしないように




さようなら
さようなら
さようなら




気がつけば病院のベッドの上
点滴がぶらぶらぶらさがっていました


どうやら丸三日 意識を失っていたようです





結局 私はまだ
生きることをケイゾクしています




この死にぞこないめが





テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

詩でしか云えない | コメント:2 | トラックバック:0 |
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コメント

壮絶ですね。
みゆきの「異国」がBGMというのがいいですね。静かにかなしく逝けそうです。
ぼくも眠剤と安定剤とウィスキーでやりました。おたがい、現代の薬の特性に助けられたのですね。
おこぼれでも、拾った命でもいい。なんか意味があるんだと思って、死ぬまで頑張りませんか、一緒に。
2015-05-24 Sun 22:11 | URL | 偕誠 [ 編集 ]
偕誠さんへ

あたたかいコメント、ありがとうございます
4年前にやってしまったときのことを描いたものなのですが
その時は、ただ消えてなくなりたいという想いで
事に及んでしまいました

心身ともに疲弊してしまっているとき
もう誰とも顔を合わせたくない、と思うとき
死はとても魅惑的に映って見えるもので
一度取りつかれると、なかなか吹っ切るのも難しいんですね

でも、現代の精神薬では死ねない、ということが解っただけでも
まだ救われているのかもしれません

そうですね、こうして今生きてることもきっと
なにか意味があってのことなんでしょうね
生きていたから、こうして偕誠さんと偕誠さんの詩とも
出逢うことが出来たのですから

ありがとうございました
心より感謝
2015-05-25 Mon 13:53 | URL | 陽炎 [ 編集 ]

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