縫いとじられない赤い糸

小奇麗な言葉で曖昧にごまかすのにはほとほと疲れてしまったから。そろそろ本当の話を始めませんか。身もふたもない、本当の話を。

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黄昏てく街の中で

雑踏に佇んで ひとりきりボクは
黄昏てく街の中に 君を探していた
メディアが君の不在理由を作り上げて
本当の君に 少しずつ影を落としてゆく
“また、どこかで会おう”
そう約束して君は消えた
ねぇ どこにいるの? 何を語ろうというの?
すぐに照れ笑いを浮かべて
ボクらの前に現れるんだろう
どこまで信じていいの?

日常に埋もれそうな心抱え 唇かみしめてたあの頃
どこからか流れてくる音楽に はじめて泣いた
夢とか愛とか幸福とかさ
言葉にするとひどく恥ずかしいけれど
諦めないでほしいと 君は何度も叫ぶ
時にはやさしく 時には涙を浮かべて
君の言葉だけ信じられた
強く生きていける気がした
思い上がりの真実だとも知らずに

“どんなに傷ついても、君を抱きしめてあげられるように
 この街の風の中で強く生きるから”
ゴメンよ 自分ばかり傷ついたフリして
君の悲しみの半分も 解ってあげられなくて

優しくなりたい ボクから一度
ボクには何もできないけれど
何もできないから せめて
君が探し続けてた本当の愛って奴の正体を
イミテーションなんかじゃなくて
本物の愛がなんなのか 探り当てたいと思う
破れるから夢なんじゃなくて
叶わないから夢なんじゃなくて
信じ続けるから夢なんだと
諦めないから夢なんだと証明してみせたい
そしてなにより ボクはボクを簡単に捨てたりしないで
最後の最期まであがき続けてみせるよ
いつか君の傷ついた心を 抱きしめてあげられるように
この街の風にふかれて 強く生きていくから
君がくれた沢山のやさしさを この胸に抱いて
君を信じて 乗り越えていくから



雑踏に佇んで ひとりきりボクは
黄昏てく街の中で 君を探していた
君の傷みを 探していた




テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

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